
Polish Up指先まで磨きあげて!
“ペイント ボックス”と語る、ネイル アート。
アメリカでは数年前にネイル アートが再注目されて以来、その熱狂的なブームは瞬時に広がって、セレブリティの気分と指先を捕らえ、ファッションの一部になった。でもそれは、一束だけパステル カラーを入れるヘア スタイルやフェザー エクステと同じく、ストリート発の一過性のトレンドだったようだ。当時は立体的なデコレーションやエア ブラシを使うさまざまなネイルが大流行したため、レッド カーペットやランウェイの記事には華やかにネイルが踊り、自宅でカラーリングできるキットや、米国テレビ局E!ネットワークではセレブのネイル専門番組“Mani Cam.”まで誕生した。
やがて、この流行への反発から、赤やペール ピンクやヌード カラーを単色で使ったよりクラシックなネイルへの回帰が起きる。
ネイルアートの提案って複雑になりがちだから、私はそれをわかりやすく紹介していこうと思ったの。

エレノア ラングストン。
コスモポリタンやセルフ、フィットネスのビューティ エディターを務めたエレノア ラングストンは、こう語る。「ネイル アートの流行はクールに始まったんだけど、やがてワイルドになって、めちゃくちゃな世界になったわ。」でもエレノアは、この流行は終わったのではなく、ただちょっとした修正が必要なのだと考えている。「ネイルアートの提案って複雑になりがちだから、私はそれをわかりやすく紹介していこうと思ったの。エディターの観点から、その過程で選び抜いたものを紹介していこう、って。」ネイル サロン“ペイント ボックス”を立ち上げたきっかけについて、エレノアは言う。このサロンは、「ラグジュアリーで、スパのような」サロン環境で施される、「豪華に見えて、かつミニマルな」ネイル アートを得意としている。
ニューヨークのダウン タウンに拠点を置くことにした“ペイント ボックス”。モンドリアン ホテルのすぐ右、“オープニング セレモニー”など最先端セレクト ショップが並ぶ辺りから、数ブロックの位置だ。2014年5月にオープンした、明るく風通しのよい140平方メートルの広々としたサロンには、設備が整った18席のネイル ステーションが並ぶ。そして一番驚いたのは、ネイル サロンによくある、思わずひるんでしまうような数のネイル ボトルの並ぶ壁が、ここにはないこと。「このサロンが明らかに他と違うのは、そこなの。」とエレノア。「女の子たちはきっとずらりと並んだネイル ボトルの前で、圧倒されてると思うわ。色を選ぶ感覚も麻痺しちゃうわよね!」

その壁の代わりに、ラングストンと彼女のパートナー、ジュリー キャンダレックは、ネイル業界の最も優れたいくつかのブランドから最も優れた50色のみを選び抜いてストックしている。ジュリーは“ペイント ボックス”のクリエイティブ ディレクターであり、シーズン エディトリアル マニキュアリスト。「私たちは、雑誌のビューティ アワードみたいな気持ちでこの50色を選んでるの。」エスティ ローダーや他のプレステージ ブランドからインディーズのブランドまで、すべて平等に並べられたネイル カラー セレクションについて、エレノアはこう冗談めかした。

プロの目で選び抜かれて、頻繁にアップデートされる50色。これらは“ペイント ボックス”のもうひとつの大きな特色でもある、季節ごとに発表される独自のルック ブックとコーディネートできるように選ばれている。4つの異なる色で25のモチーフを描いた、特別なネイル デザイン集だ。
エレノアとジュリーが2014年夏のために創作したミニ コレクションの名は、“オール イズ ブライト”。'80年代後半の、あふれる原色に着想を得たものだ。ここでは、ピュア カラー ネイル エナメルから厳選されたシェードを使って、そのルックを再現してもらった。真夏のネイルのお手本にしたり、もちろんSNSでシェアするのにもぴったり。
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