#TBT: The GWP#TBT: 「ギフト ウィズ パーチェス
(購入者へのギフト)」
化粧品業界における
画期的な販売戦略の歴史
今では世界中で実施されている、ご購入者へのギフト キャンペーン。製品を購入した方に無料のギフトを贈るというマーケティングの意識をガラリと変えたこの手法。始まりはブランド設立当初の1946 年、エスティはニューヨークの高級百貨店サックス フィフス アヴェニューの化粧品バイヤー ロバート フィスクにエスティ ローダーの製品を販売したいというリクエストを送っていた。ロバートがエスティの度重なるラブコールに応え、ついに800ドル相当の製品を注文したとき、すぐにエスティは、サックス フィフス アヴェニューの顧客に『製品を購入した方にはもれなくクリーム ベースのパウダーをさしあげます』という手紙を送った。その結果――サックス フィフス アヴェニューの在庫はたったの2日で完売したのだ。ここでは、エスティ ローダーのギフト ウィズ パーチェス(購入者へのギフト)の歴史の中から、特に記憶に残るものをいくつかご紹介します。

1956 年:エスティ ローダー
トランスルーセント フェース パウダー
1956 年のキャンペーン。エスティ ローダーの化粧品を一つ買うと、トランスルーセント フェース パウダーが一つもらえた。広告にはまた、ビューティ アドバイザーがお客さまに合ったスキンケアの仕方をアドバイスします、とも書いてある。

1960 年:クイック フェーシャル キット
パーフェクトな素肌のためのスキンケアには絶対に欠かせない4 つの製品のセット。クレンジング オイル、クリーム パック、化粧水、そしてリッチなメークアップ ベース クリームが、細長いボックスに収められて。

1966 年:エスティ ローダーのカスティリアン ルック
スペインのカスティリアンの官能的なスタイルに触発されたこのセットには、トランスルーセント パウダー ベース、トランスルーセント フェース パウダー、そしてカスティリアン リップスティック。

1970 年:70 年代の顔
エスティ ローダーのロゴをゴールドであしらった、シックなダーク ブルーのパッケージに入っているのは、チーク、チークに合わせたブラシ、テンダー リップ ティント、マスカラ、そしてフレッシュ エア メークアップ ベースの4 製品。

1972 年:フラグランス ギャラリー
ユース デューの香りの3 製品、バス オイル、ボディ サテン、そしてオーデ コロンが入ったセット。

1978 年:カントリー ライフ ビューティ キット
1978 年は、カントリー調のバッグと化粧品を組み合わせたギフトが人気だった。これは、リップ グロス、アイシャドウ、アリアージュのボディ モイスチャライザーとフラグランスのセット。
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